PROFILE
| 国籍・地域 | インド |
|---|---|
| 性別 | 女性 |
| 大学 | アンナ大学 |
| 学部 | 電子通信工学 |
| 内定先企業 | ウェットブラスト技術を専門とする日本のメーカー |
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日本語学習を通じて日本文化に興味を持つ
私は大学で電子通信工学を学んでいました。日本語の勉強を始めたのは、大学3年生のときです。教授に勧められたことがきっかけでした。
身近に日本人の知り合いがいなかったため、インドにある日本語学校のオンライン授業を受講し、友人と一緒に勉強することにしました。最初は漢字や文法の難しさに圧倒されましたが、諦めずに学習を続けるうちに、少しずつ上達していきました。そして、JLPT(日本語能力試験)のN5、N4に合格することができました。
大学卒業後も独学で勉強を続けN3に合格しました。現在はN2の合格を目指して勉強しています。日本語学習を始めてから、毎日10個の漢字を書いて覚えることを習慣にしています。
日本語を学ぶにつれて、日本の文化や価値観について知りました。そして、それが日本で働きたいと思うきっかけになったのです。後に、日本で外国人としてキャリアチェンジを実現するうえでも、この時の思いが大きな原動力となりました。
インドでの仕事を通じて日本語力を磨く
大学を卒業した時点では、まだ日本語力が十分ではありませんでした。そのため、まずはインドの企業に新卒で入社しました。
その会社は日本企業と共同でプロジェクトを進めており、私は両社の会議で通訳を担当していました。大学では電子通信工学を専攻していたので、言葉を訳すだけでなく、技術的な内容も正確に伝えることを心がけていました。
日本と関わる仕事をしながら日本語力を高めていくうちに、日本で暮らし、働きたいという気持ちがますます強くなりました。そこで、新卒で入社してからわずか4か月後に、日本での就職活動を始めました。
さまざまな求人サイトを調べ、自分の大学での専攻に合ったエンジニア職を探しました。面接を経て、2024年8月にインドから日本の熊本県へ移り、契約社員として働き始めました。
日本の地方での暮らしがもたらした良い変化
東京のような大都市に魅力を感じる人は多いかもしれません。しかし、私にとって日本の地方での暮らしはとても快適で充実したものでした。地方で生活するなかで、特に2つの大きなメリットを感じました。
日本語が飛躍的に上達する
職場はもちろん、スーパーや公園など、さまざまな場所で日本人と交流する機会がありました。
ある日、スーパーで商品の値段が分からず、日本語で年配の女性に尋ねたことがありました。私が日本語を話す姿を見て、その女性は「どこから来たの?」と聞いてくれました。そこから会話が弾み、ついに私は何度もその方の家を訪れるようになりました。
インドにいた頃は日本人の知り合いがいなかったので、このような交流ができることがとてもうれしかったです。日本の人々にとっては何気ない日常の出来事も、私にとっては新鮮な発見に満ちた、特別な体験でした。
日本の人々はとても親切だと感じています。例えば、街中で誰かとぶつかってしまったときにも、「すみません」と声をかけ合います。そうした一つひとつの出来事に心が温かくなりました。気がつけば、私自身も日本のマナーが自然と身についていました。
日本で暮らすなかで、自分自身の変化を実感できたことはとても興味深い経験でした。
自然を満喫できる
熊本に住んでいたとき、私はバイクの免許を取得しバイクで通勤していました。バイクでさまざまな場所を巡るうちに、地方ならではの自然の美しさに魅了されました。私はこれまでに、熊本県内をはじめ、広島県や東京都にも足を運びました。
日本の四季は本当に美しいです。都市には都市の魅力がありますが、皆さんが日本に来た時は、ぜひ地方ならではの美しさも体験してほしいと思います。
契約社員から正社員へ――外国人として日本でキャリアチェンジ
熊本での生活はとても快適でしたが、次第にキャリアアップしたいという気持ちが強くなり、引っ越しや転職を考えるようになりました。
外国人として契約社員で働いていた私は、担当業務の範囲を超える仕事に携わることが難しい状況でした。業務の多くは、正社員のサポートや、指示された仕事をこなすことが中心だったのです。
私はリーダーシップを発揮したり、自分のアイデアを形にしたりすることが好きです。そのため、正社員として、より高度な業務に挑戦したいと考えるようになりました。例えば、自分から積極的にアイデアを提案したり、チームメンバーと協力しながら仕事を進めたりするようなことです。
こうした思いから、日本で契約社員として働き続けることに限界を感じ始めました。
もちろん、契約社員から正社員になる道もありました。しかし、実現までには時間がかかりそうだったため、転職活動を始めることにしました。
FAST OFFERのサポートにより正社員への転職を実現
日本でキャリアチェンジを実現するため、私はFAST OFFER Internationalに登録しました。
FAST OFFERは通常、外国人の新卒採用を支援していますが、私のように若く、数年の実務経験がある人にも、場合によっては求人を紹介してくれます。これは、日本独自の採用区分である「第二新卒」に関係しています。
第二新卒とは、数年間働いた後にキャリアチェンジを希望する人や、現在の会社が自分に合わないと感じて転職を考える人などを指します。日本企業では、こうした人材を新卒採用と同じ枠組みで採用することがあります。
幸いなことに、私もこの制度を通じて、新しい会社のエンジニア職に就くチャンスを得ることができました。
転職活動の際は、FAST OFFERのメンターから面接に関するアドバイスやマナーを教えてもらい、選考に臨みました。
FAST OFFERのサポートを受けながら入念に準備した結果、なんと最初に面接を受けた会社から内定をいただくことができました!
こうして、長年の夢だった「日本で正社員として働くこと」を、ついに実現できたのです。
日本で働く先輩として伝えたいこと
私自身の経験を踏まえ、日本企業で働くうえで大切だと感じたことを紹介します。
分からないことは、先輩や同僚に積極的に質問する
熊本で契約社員として働いていた頃は、仕事や日本での生活について分からないことがたくさんありました。そんなとき、私は遠慮せずに先輩や同僚に質問し、アドバイスを求めるようにしていました。
例えば、上司から仕事を任されたとき、目的がよく分からなければ、作業を始める前に質問して、内容を正しく理解するようにしていました。
日常生活でも、市役所から届いた封筒の用途が分からず、会社に持っていって同僚に尋ねたことがあります。
日本人は控えめな人が多いように見えるため、話しかけにくいと感じることがあるかもしれません。また、何度も質問すると迷惑なのではないかと心配になることもあるでしょう。
しかし、日本企業ではチームワークやコミュニケーションを大切にしているところが多く、積極的に質問することが推奨されています。インドの企業では上司に質問することが難しいと感じることもありましたが、日本ではそうではないことが多いです。
自分から積極的に話しかけることで、周囲の人が助けてくれることもありますし、そこから友情が生まれることもあります。実際に私は、日本人の同僚と一緒にイチゴ狩りに出かけたり、インド料理を食べたり、パーティーに参加したりしました。
人と積極的に交流することは、日本語力の上達にもつながります!
日本の生活ルールに慣れる
日本には、日常生活に関する細かなルールがたくさんあります。私もそれらを学んで慣れるまでには少し時間がかかりました。
例えば、ゴミの分別方法や、エスカレーターでは関西では右側、関東では左側に立つこと、バイクに乗る際の交通マナーなどです。
こうしたルールは、日本で生活するうちに少しずつ身についていきます。最初から完璧にできなくても、落ち込む必要はありません。私も慣れるまでに時間がかかりましたし、それはごく自然なことです。
日本の食事が口に合わないこともある
インドでは、肉を柔らかくなるまで煮込んで食べることがよくあります。一方、日本では肉を焼いて、煮込まず食べることもあります。日本で焼き鳥やステーキを食べたとき、私は気分が悪くなってしまいました。そのため、今でも焼いた肉は避けています。
慣れない国で新しい生活を始めると、食事が口に合わなかったり、ホームシックになったりすることもあるでしょう。そんなときは、あまり思い詰めず、異文化での暮らしならではの経験として楽しむ気持ちを大切にしてほしいです。
これからのキャリアと新しい暮らし
私が次に入社する会社は、新潟県にあります。新潟は東京のような大都市ではありませんが、豊かな自然に恵まれた場所です。夏には花火、冬には雪を楽しむことができ、日本の四季を存分に味わえます。
日本の自然や季節の移り変わりが大好きな私にとって、新潟での新生活はとても楽しみです!私は日本でバイクの免許も取得しているので、バイクに乗って新潟のさまざまな場所を巡ることも楽しみにしています。
キャリアの面でも、私は一歩ずつ前進しています。日本で働くという夢を叶えてから1年後、FAST OFFERのサポートを受けて、今度は正社員になるという夢も実現することができました。
私にとって日本での生活は、挑戦と変化の連続です。これからは新しい土地で、これまで以上に頑張っていきたいと思います!